大井川鉄道って知ってますか?
静岡にある廃線寸前の鉄道会社で、観光客誘致のためにリアル等身大のトーマスを夏の間だけ走らせているですが、これがトーマス大好きなちびっ子に大人気で毎年かなりの人気なのです。
うちの子もトーマスが大好きで以前から連れて行って欲しいと催促されていたのですが、家族で伊勢志摩に旅行をすることになったので、1日前倒しで私と子供だけ出発し大井川鉄道へ行ってくることにしました。
で、乗った電車はコレ。
トーマス号は運休日だったのでジェーム号に乗車しました。
リアルにこんな電車が走ってくるのを見ると笑えるんじゃないかなと思ってたのですが、実際に見ると意外にも感動。
今日はマイルと全く関係ないのですが、大井川鉄道の情報がネット上にあまりに少ないので、注意点を書いておきたいと思います。
チケット入手方法
トーマス号またはジェームス号のチケットはローチケで抽選予約になります。そして1ヶ月以上前に抽選に申し込まないといけません(2016年の話です。毎年コロコロ申込方法が変更になるので確認が必要です)。
でも、子供がいると1ヶ月以上も先の話なんて分からなくないですか?風邪ひいたり感染病にかかったりする可能性も大いにあるわけですし。じゃあどうすればいいかというと、空席がある場合、大井川鉄道のホームページで追加申込受付というのを行います。私はこちらで申し込みました。
【あきらめないで!!】 トーマス号・ジェームス号 特別追加申込受付 | 大井川鐵道【公式】
ローチケで購入した場合、払い戻し・キャンセル不可ですが、大井川鉄道に直接申し込んだ場合は10日前までキャンセル料無料なので、もしもの場合を考えると断然大井川鉄道に直接申し込んだ方が融通がききます。ただ、週末はローチケでの抽選でほぼ完売でしたので、週末しか無理という方はローチケで申し込んだ方が確実だと思います。
そしてこの大井川鉄道、ホームページが不親切でとにかく分かりにくいので、トーマス号・ジェームス号に乗る際の注意点をまとめてみました。
こどもが3歳以上ならこども用の席も手配しよう
トーマス号またはジェームス号がひく客車は昭和22年から現役のものらしくとにかくボロボロです。もちろんエアコンはなく天井で扇風機が回ってるのが救い。そして山間部を走るのでトンネルの度にSLの煙が容赦なく車内に入り込みます。トーマス号・ジェームス号で利用している石炭は煙が少ないものらしいのですが、それでも煙は出る!席の場所や風向きによっては直撃で景色を楽しむどころではありません。しかも膝の上には子供を乗せた人がボックス席に4人いる状態で1時間17分となればはっきり言って地獄です。ここはケチらずに子供用の席を押さえたほうが無難です。私は手配せず本当に後悔しました…。
荷物はコインロッカーへ入れて最小限に
上でも書いたとおり、ボックス席に膝の上に子供を座らせた大人4人とか座るともうお弁当も食べられないし荷物の出し入れも困難です。一応荷台はありますが、子供を膝から下ろして荷物を取ることすらできないのです。私は大井川鉄道に乗り換えた金谷駅で荷物のほとんどをコインロッカーへ入れて最小限でジェームス号に乗り込みましたがこれは本当に正解でした。
ちなみにベビーカー持ち込みは可能ですが畳んでデッキに置くように指示されますので、ベビーカーを荷物を満載にしてそのまま乗り込むことは不可能です。
こどもにトーマスの服は着せないほうがいい
せっかくトーマスに会いにいくのだからとこどもにトーマスの服を着せて行ったのですが、これは失敗でした。
私の知ってる限り、トーマスの服を出してるのは、
グラニフ
Tシャツ・きかんしゃトーマス×OJICOコラボレーションTシャツ・トーマス/TシャツのOJICO
OJICOの3つのみです。
つまり他の子とTシャツがかぶりまくって混んでいると自分の子がどこにいるかわからなくなる可能性が高いです。ちなみにうちもグラニフのトーマスシャツを着せて行きましたが、同じシャツを着た子は10人以上会いました。
その他の注意点
- 客車にはトイレがついていますが昭和22年のものなのであまり使いたくないような感じのものです。乗車前にトイレなどは済ませておいた方が無難です。
- 駅売店と車内でトーマス弁当というのを販売していますが、これが本当にまずいのに高いので買わないほうが無難です。うちの子もほとんど食べない上に車内でひっくり返して(狭いから)捨てました…。千頭駅に食事のできるレストランが数軒あるのでそこで休憩しながら食べたほうが絶対に楽です。
- 扇風機しかないので車内はかなりの高温になります。水分補給は必至、あと雨が降りそうなときはかっぱがあると便利です。千頭駅のトーマスフェアはほとんど屋外ですし、車内には窓から吹き込んで来ますから…。
なんだか脅すようなことばかり書いてしまいましたが、機関車に乗ってると、線路沿いのガソリンスタンドの人、農作業の人、通りすがりの人、川遊びをしている人、魚釣りをしている人、みんな手を振ってくれます。これは結構感動しました。川沿いの景色も素晴らしいですし、迷ってる方は万端の準備をして是非訪れてみてください!