法師温泉長寿館の続きです。
独泉できた法師乃湯があまりに良かったので、深夜に起き出して再度独泉のチャンスを狙うつもりが、気づいたら朝!
法師の湯につかったあと、なんだか体中の疲れが泥のように溶け出している感覚に襲われ、朝までぐっすり寝てしまっていました。
でも体はすっきり。もったいないことをした気もするけど、これで良かったのかも。
朝食前に宿の中を探検。
宿泊した著名人の写真などが紹介しているコーナーがあり、与謝野晶子の写真も。
私の自宅は与謝野晶子の家があった場所と近いのですが、新幹線もない時代によくこんなところまで来たなあと驚きました。
あまりに驚いて調べたのですが、この写真が撮られた昭和6年に上越線が開業したんですね。
それでも上野駅から5時間ほど電車に揺られてさらに駅からの距離を考えると、現代人の私からすれば気が遠くなるような道のりです。
あと、昭和に入ってもこういった駕籠屋って存在したんだと驚いたのですが、宿があるところにはこういった駕籠舁がいたみたいですね。
ひとつ気になるのが、写真の場所が三国峠と書いてあること。湯沢駅から三国峠を超えて宿に来たってことなのかな。
なんて思いながらふらふらしていたら朝食の時間に。
席は夕食と同じ席。
色々あって朝食もどれも美味しい!
一つ前の記事にも書いたけど、宿泊費の割には本当に食事が凝ってます。
食後はフロント横にあるカフェで食後のコーヒーをいただきました。
もちろん有料ですが、これかなり美味しかったです。
朝食の前後も法師乃湯を覗いたのですが、やはり朝は混んでいて入る気にならず。
まあ昨日たくさん入ったしいいかという気になり、長寿乃湯に一度だけ入ったあとはチェックアウト。
チェックアウトの際、「良かったらバスの時間までお茶をいかがですか」と言われ、フロント横の囲炉裏でお茶をいただくことに。
なんて素敵なの!
法師温泉オリジナルのおせんべいもいただきました。
囲炉裏の火を眺めてぼんやりしていたらあっという間にバスの時間。
本当に本当に名残惜しかったけど法師温泉長寿館に別れを告げ帰路に。
こんな時間の止まったような奇跡のような温泉宿が山奥にひっそりと残ってるなんて未だに信じられません。
絶対に絶対にまた行こうと思います。